文化財– category –
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書院 及び 玄関<しょいん および げんかん> ※入室不可
書院は本堂の西に建つ平屋建で,その間を本玄関が繋ぐ。本玄関は廊下と和室からなり,北面中央に式台を設ける。書院は床・棚・付書院のある12畳間と床付の18畳間からなり,L字型に広縁がつき,建具や欄間が繊細で,襖絵や板絵などもよく残る瀟洒な... -
本堂<ほんどう>法要準備中は入れません。
北を正面とする入母屋造,正面向拝付,本瓦葺の本堂。正面に広縁を設けた6間取平面で,北と東に切目縁を廻す。軸部は来迎柱を除いて角柱で,長押・貫で結ぶ。妻飾の虹梁・蟇股・懸魚などに江戸後期らしい装飾を施すが,簡明で端正な方丈形式のつくりにな... -
不老閣<ふろうかく>※入室不可
書院の南西方にある切妻造,下屋庇付の平屋建で,外観は簡素な建物。内部は南に床付8畳の一の間,北に4畳半の二の間を配し,南と西に縁を廻す。磨き丸太の床柱,床脇の網代天井,丸垂木に木舞打とした縁の化粧屋根裏など,数寄屋の趣向が凝らされている... -
山門<さんもん>
境内の北入口に北面して建ち正面の控柱は後世の補強材で,形式は1間1戸薬医門で,二軒疎垂木,屋根は切妻造,本瓦葺です。組物は三斗と簡素であるが,妻飾には大柄の板蟇股を用い,意匠の要にする。虹梁・木鼻・蟇股の絵様には時代の特徴が現れている。... -
庫裏<くり>※入室不可
書院の北にある。南北棟の切妻造,桟瓦葺,2階建で,北面に下屋を降ろし,東面北寄に玄関を配する。北東隅の吹抜土間は豪放な梁組を現すが,1階・2階とも中廊下式とした近代的な平面構成で,洋風意匠の階段手摺子など,伝統の中に近代的要素が認められ... -
鐘楼 <しょうろう> ※入室不可
本堂北にある。玉石で築いた基壇上に建ち,袴腰は簓子下見板張,縁には擬宝珠高欄を廻す。組物は出三斗の詰組であるが,壁付を横広がりとし,二軒扇垂木,入母屋造,桟瓦葺で,格天井の格間には彩色を施す。禅宗様意匠になる均整のとれた方1間の袴腰付鐘...
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