
こんにちは。
今回は当院のお位牌堂の1番奥にある歴代のご住職のお位牌について配信させていただきます。
皆様は当院のお位牌堂に来られた際、歴代ご住職のお位牌があるのはご存じですか? 並んでいる歴代住職のお位牌は、当院を代々守ってきた住職の方々をお祀りするものです。 一般のお位牌は家のご先祖様を供養するためのものですが、住職のお位牌は「お寺のご先祖様」とも言えます。
お位牌には、亡くなられた住職の法名が記されていて、一つひとつにその方の歩みやお寺を守ってきた歴史が込められています。
歴代の住職のお位牌は、本堂や位牌堂の特別な場所にまとめて安置されていることが多く、法要のときには現住職や檀信徒が一緒に手を合わせて供養します。
これは、今の私たちがあるのは過去の住職方のおかげである、という感謝の気持ちを表すものです。
このように歴代住職のお位牌は、お寺の歴史を目に見える形で伝えてくれる大切な証です。手を合わせることで「自分たちは長いご縁の中で生かされているのだ」と感じることができます。
当院は、これまで幾代にもわたり歴代の住職によって守り伝えられてまいりました。今回、皆さまからのご厚志を賜り、報恩事業を進めさせていただいております。歴代のご住職が心を尽くして当院を護持してこられたように、私たちもまた、これから先の世代に受け継げるように修繕に努めてまいります。どうか変わらぬご理解とご協力を賜りますよう、心よりお願い申し上げます。
