
こんにちは。
今回は当院にある『書院』についてご紹介させていただきます。
当院の書院は、かつて有松絞の開祖・竹田庄九郎氏のお宅にあったもので、明治12年に当山へ移築されました。有松にあった頃(江戸時代)は、東海道を行き交う諸大名の休息の場としても利用されていたそうです!
どのような経緯で当院に移築されたかは不明ですが、昔は建物の売買が一般的に行われていたとのことです。建物を一度解体し、再度組み立てるという、当時の大工さんの技術力には驚かされます!
普段は非公開のため、お見せすることはできませんが、学芸員の方が調査にいらした際に、興味深いお話を伺いました。
竹田庄九郎氏のお宅からの移築の際、一部の柱の向きが元と異なり、以前は外側を向いていた柱が、現在では内側を向いている箇所があるそうです。これは意図的なものかどうかは分かりません。
こうした沢山の人が関わった建物には、長い歴史と多くの人々の思いが詰まっているのだと感じさせられます。
これからも、その歴史と人々の思いを大切にし、しっかりと保持していきたいと思います。
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