第4回目 2024/1/30

こんにちは。
今回は『お袈裟(けさ)』についてお話させていただきます。
私たちがお経を読まさせていただく時に、肩から斜めに掛けている『お袈裟(けさ)』と、前掛けみたいな『絡子(らくす)』があります。この二つをよく見ると沢山の布を繋ぎ合わせて作られていると分かります。この一枚一枚は水田を表しています。なぜなら、昔は農家の方に使われなくなった端切れを少しずつ布施してもらい、それを縫い合わせてお袈裟を作っていました。皆様から頂いたものを合わせて、一つの物を作る事から、昔から沢山の方々に支えられ、お寺が成り立っていることに気づいていただけると思います。
当院も沢山の仏具に、寄付していただいた方のお名前や戒名が刻まれており、年代を見ると古い物も有り、昔からお檀家様に代々支えられている事を実感できます。またお参りにお越しの際は仏具や本堂の隅々を気にして見てください。ご自分のご先祖様の名前があるかもしれません。
上記にお袈裟と絡子の写真を添付いたします。ご覧ください!
今回は以上となります。皆様寒くなって参りましたが、お身体ご自愛くださいませ。