第41回 2025/7/27

こんにちは。
今回は8月10日に行なわれるお施食会(せじきえ)について配信させていただきます。

 曹洞宗のお施食会は、亡くなったご先祖さまや縁のない仏さま、さらに飢えや渇きに苦しむ餓鬼に食べ物を施して供養する大切な法要です。
 多くのお寺ではお盆の時期に行われ、先祖供養の一つとして広く親しまれています。 特徴的なのが「甘露門(かんろもん)」という特別な法要です。
 これは導師様が読経をしながら「甘露水(かんろすい)」という清らかな水を施し、餓鬼や無縁仏の飢え渇きを癒すと伝えられています。
 僧侶は真言を唱え、水を撒いて、食べ物を与え仏の恵みを届けます。すべての存在に思いやりを届ける大切な作法なのです
 当日は皆様に感謝の想いを込めてご先祖様に焼香していただきます。
お施食会は、亡くなった方への感謝だけでなく、どんな縁遠い存在にも思いやりを向ける「施しの心」を大切に伝える供養です。 お施食会をきっかけに、ご先祖様への日頃の感謝と施しの心をもう一度思い出していただければ幸いです。
 
 ※ご案内 以前はお経の後の読み込みでご焼香をしていただいておりましたが、近年の猛暑や本堂の混雑により、昨年からは読経開始後に順次ご焼香へご案内しております。  ご焼香のあと、最後までお経をお聞きいただいてもご都合に合わせてお帰りいただいてもかまいません。ご無理のないよう、体調や状況に合わせてご参加ください。

☆永平寺参拝のご案内 ご好評につき、定員が残りわずかとなっております。ご希望の方はお早めにお申し込みください。
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