第30回2025/2/23

こんにちは!
今回は、お経の『般若心経』について配信させていただきます。
 般若心経は最もよく知られているお経のひとつなので、意味をご存知の方も多いと思います。
そこで当院のLINEでは、あえて少し違った視点からお話ししてみます。
般若心経を簡単に言うと… 「この世のすべては実は空っぽ!気にしすぎないで!」 と言う意味になります。
もう少し詳しく言うと、お釈迦様の深い智慧(般若)をギュッとまとめたお経で、特に重要なのが「空(くう)」の概念です。ここで言う「空」とは、「何もない」という意味ではなく、「すべてのものは変化し続け、固定された実体がない」ということ。つまり、悩みも苦しみも、よく考えたら形がなく、実体のないものなのです。だから、あまり振り回されないで!という教えなのです。
例えば、怒られて落ち込んでも、時間がたてばその気持ちも薄れていきます。気の持ちようで感じ方が変わるのです。つまり、悩みというのは幻想のようなもので、「気にしすぎるだけ損!」と般若心経は教えてくれています。物事に執着しすぎず、柔軟な心で生きることが大切なのです✨

また、最後に出てくる「羯諦羯諦(ぎゃーていぎゃーてい)」という言葉は、「悟りへ進んでいこう!」という意味の励ましの言葉です。
般若心経は、私たちが心の苦しみから解放され、穏やかに生きるための智慧を伝えているお経なのです。
👉 「悩みも苦しみも、よく考えたら形がなくて、実体がないもの。だから、あまり深刻にならずに『まぁいっか!』くらいの気持ちで生きるのが大切!」 といった感じでしょうか?!
 もちろん、人によって解釈はさまざまです。偉いお坊様に1度読んだ人、100回読んだ人、1000回読んだ人では、意味の感じ方が変わるとも言わたこともあります。

皆さんは、このお経をどのように受け取りますか?
よろしければ悩んだ時、落ち込んだ時に唱えてみてください!気分が晴れるかもしれません!