第17回目 2024/08/17

こんにちは。
 今回は当院の襖絵について配信させていただきます。
当院には以前、狩野永秀(かのう えいしゅう)氏と喜田華堂(きだ かどう)氏によって描かれた襖絵がありました。 2人とも日本の伝統絵画を代表する絵師で、それぞれが独自のスタイルと技法を持ち、襖絵などの作品で高い評価を受けている方です。
まず、狩野永秀氏は、狩野派の絵師で、室町時代から江戸時代にかけて栄えた絵画流派で、豪華絢爛な障壁画を数多く手掛けました。
 永秀氏はその中でも特に優れた才能を持ち、狩野派の技法を継承しつつ独自のスタイルを確立されたそうです。
 又、喜田華堂(きだ かどう)氏は江戸時代後期から明治時代にかけて活躍した絵師で、花鳥画や風景画に秀でており彼の作品は、細部まで丁寧に描かれた緻密な描写と柔らかな色使いが特徴だそうです。
 数年前までは当院の書院にありましたが、だんだん風化が目立つようになり、維持管理が難しくなったので今は、名古屋市博物館に保管していただいております。
名高い絵師の方の作品があったと考えると、感慨深いものですね。