
こんにちは!
今回は不老閣について配信させていただきます。
不老閣は1930年(昭和11年)に建てられました。
室内は8畳と4畳半の2つの部屋があり、その部屋の西側と東側に縁があり廊下となっています。
部屋の外側の障子は「ゆきみ障子」となっているのですが、この障子は珍しい昔の技術が使われていました。
ネジやバネを使わずに作られるのは凄いですね!下の写真をご覧ください。
修理してくださった職人さんも驚いていました。
また、永平寺の御住職様の事を『不老閣猊下』と呼ぶように不老閣とは偉い方が入られる場所です。
今回の晋山式でも本寺様や戒師様に入っていただきました。
その準備として、備品の設置・畳の張替えをし、綺麗に整え、事前に動画を撮影しましたのでご覧になってください!前回の使用は30年前の先代の時なのですが、次はいつでしょうか・・・?! 建物の詳細な資料などは当院にも残っておらず、文化庁のHPに掲載されている事しか当院も分かりません。有形文化財は室内ではなく「切妻造・下屋庇付の平屋建」という造りの建物なので、詳しいことに関しては、また調べて分かり次第配信させていただきます。