第10回目 2024/04/30

こんにちは。
 今回は本堂正面の『造り』について配信させていただきます。
寺院にも年代や地域によって色々な造りの寺院がありますが、当院の本堂正面は『向拝(こうはい)造り』と呼ばれるものです。
向拝とは、建物の正面の階段を覆う庇(ひさし)のことをいいます。
目的は階段を雨から守る事、お参りに来られた方を雨や日差しから守る事です。
日本は雨が多いので参拝者のためを思い、向拝が広まったと考えられています。
当院は庫裏や竈(くど)があり、他の寺院より大きく作られています。
その理由は沢山の方にお参りに来ていただき、地域に根付いて発展して行きたいという想いがあるからです。 それが造りからも実感できますね。
本日は以上となります。暑くなって参りましたが、皆様お身体にご自愛下さいね。