
この建物は、書院の南西に位置する平屋建ての建物です。
屋根は切妻造(きりづまづくり)で、下屋庇(げやひさし)がついています。内部は2つの部屋に分かれており、南側には床の間を備えた8畳の「一の間」、北側には4畳半の「二の間」があります。また、南側と西側には縁側が巡らされています。内部の意匠には、数寄屋造(すきやづくり)の趣向が取り入れられており、磨き丸太を使った床柱(とこばしら)、網代天井(あじろてんじょう)の床脇(とこわき)、丸垂木(まるたるき)を用いた縁側の屋根裏の美しい仕上げなど、細部にこだわった造りとなっています。
なお、内部には入ることができませんので、詳しくは動画をご覧ください。
※入室不可です。
内部動画は行事のために準備したものです。
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